その質問、実はNGかも? 2026年版・後悔しないための「面接のいろは」

こんにちは! いろは社労士・行政書士事務所の代表の目(さっか)です。

1月も後半になり、春に向けた採用活動をスタートさせる経営者様も多いのではないでしょうか。特に介護、建設、飲食の現場では「とにかく良い人に来てほしい!」と、面接にも熱が入りますよね。

でも、ちょっと待ってください。 「良かれと思って聞いたその質問」が、今の時代、思わぬトラブルの種になるかもしれません。今日は、意外と知らない「面接のルールとマナー」を箸休めにお話しします。

「お父さんは何をされてるの?」……実はNGです!

面接の緊張をほぐそうと、「ご家族は何をされているの?」「ご実家はどのあたり?」といった世間話をしていませんか?

実は、厚生労働省では、以下のような「本人に責任のない事項」や「本来自由であるべき事項」を面接で聞き、採用の判断材料にすることを禁止しています。

【面接で避けるべきチェックリスト】

1. 本人に責任のない事項(環境など)

  • 本籍・出生地に関すること (「ご実家はどのあたり?」「ずっと地元なの?」など)
  • 家族に関すること (職業、続柄、健康状態、学歴など)
  • 住宅状況・家庭環境に関すること (「親御さんと同居?」「持ち家?」など)

2. 本来自由であるべき事項(思想・信条など)

  • 宗教・支持政党に関すること
  • 人生観・信条に関すること (「尊敬する人物は?」なども実は要注意!)
  • 購読新聞・雑誌・愛読書に関すること

3. 男女雇用機会均等法等による禁止事項

  • 結婚・出産・育児の予定に関すること (「お子さんの予定は?」など)

「親睦を深めるつもりだったのに……」という一言が、2026年の今では「コンプライアンス意識が低い会社」というレッテルを貼られてしまうリスクがあります。今はSNSですぐに評判が広まる時代。面接そのものが、貴社の「ブランド」を試される場になっています。

「選ぶ場」から「選ばれる場」へ

人手不足と言われる今、面接は社長が応募者を選ぶだけでなく、応募者から「ここで働きたいか」を選ばれる場でもあります。

適切なルールに基づいた面接は、応募者に「この会社はちゃんとしている、信頼できる」という安心感を与えます。つまり、正しい面接の知識を持つこと自体が、最高の「求人広告」になるのです。

「聞き方」を少し変えるだけで、もっと深く見極められる

「じゃあ、何も聞いちゃいけないの?」と不安になりますよね。 大丈夫です。要は「仕事の適性に関係があるかどうか」にフォーカスすれば良いのです。

  • NG: 「お子さんが熱を出した時、預ける先はある?」
  • OK: 「急な残業や休日出勤をお願いする可能性があるのですが、対応は可能ですか?」

このように、聞き方を「実務上の確認」に変えるだけで、法を守りつつ、現場に必要な情報をしっかりと確認できます。

面接の「いろは」から、一緒に整えませんか?

私は社労士として、求人票の作成から面接のアドバイスまで行っています。 時には「面接の立ち会い」をして、経営者様が情熱を伝えている横で、私は「ルールの守り人」として、トラブルのない採用をサポートすることもあります。

「今のうちの面接、大丈夫かな?」「どんな質問ならいいの?」 そんな疑問があれば、ぜひお気軽にご相談ください。2026年、貴社にぴったりの「良いご縁」を、ルールと真心で一緒に引き寄せましょう!

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